淡いルビーの色調。より落ち着いたチェリーの風味に、ちょっと土っぽさを感じる。上記キュヴェより穏やかながらキュッと来る酸が堪らなく心地よく、より複雑味を感じる味わい。口中アロマティックで、サラサラしたタンニンが舌をくすぐる。
ぶどう品種:ガメイ100%
花崗岩質のシルト状粘土土壌に植わる樹齢60年のぶどう。全房で20日間MCの間、2日おきにルモンタージュ実施。セメントタンクと古樽で翌春まで熟成後、コラージュもフィルターも行わず、SO2瓶詰め時に少量添加。
【生産者】Sylvere Trichard シルヴェール・トリシャール
2012年からボージョレ、ブラッセ村にてワイン造りを始めたシルヴェール。子供の頃からいつもぶどう畑にいた。おじさんがワイン生産者で、ドメーヌ・ド・ラ・フーリィという名前のドメーヌを所有していたからだ。18歳からおじさんのドメーヌで働いて以来数々の生産者で経験を積んだ。2002年、JCラパリュに出合い収穫を体験、その際、自然派ワイン醸造というものを始めて知った。2008年農業開拓責任者資格(BPREA)を取得、同時に醸造学と有機農業を履修した。彼は、ドメーヌ・ベリュアールにて研修をしたが、そこですっかり自然派ワイン造りというものに魅せられてしまった。2012年、彼はおじさんのぶどう畑を譲り受け、遂に自身のワイン造りが始まった。おじさんは当初よりビオ、ビオディナミにてぶどう栽培を行っており、当然その自然な栽培方法を受け継いでいる。彼は『すべては畑だ。キレイで健全な葡萄を育てて、健全な葡萄だけを発酵槽にいれれば、酸化防止剤(SO2)など添加する必要もないし、自然酵母だけで問題なく発酵する。』と言います。彼のワインは、まさに最先端の自然派そのもの!軽やかでフレッシュ感に富んでいるが、骨格はしっかり存在し、エレガント。”セレネ”とはギリシャ神話に登場する「月の女神」。ビオディナミを実践するワイン造りを象徴するワイン名だ。