全体的にエレガントながら、力強く芳醇で上質なタンニンをしっかりと感じる酒質。赤黒系果実にアニスやオレンジの皮のようなニュアンスも。力強く芳醇な側面にアニスやオレンジの皮のようなアクセント、模範のようなシラー。
ぶどう品種:シラー100%
ラ・ヴァレーでも珍しい花崗岩質土壌の
【生産者】Luke Lambert ルーク・ランバート
ルーク・
類まれなる才能と確固とした信念に満ち溢れ、
偏見をもたず、
類まれなる才能と確固とした信念に満ち溢れ、14 歳にして醸造家になることを心に決め
たルーク。彼が造りだす優美で洗練されたフィネスを讃えた、官能的とさえいえるワインはオーストラリアのみならず世界の先進的なダイニングシーンに多大な影響を与えており、もはや「ルーク・ランバート」の名前は次世代を象徴するアイコンとも言えます。
ルークはブリスベン生まれ。ワインをこよなく愛する両親のもとで育ち、彼らがワインを語る上で使う情熱的で、時に神秘的な表現の数々に幼かった彼はすっかり魅了されてしまいます。高校を卒業すると 2 年間ヨーロッパへと渡り、フランスやイタリアのワイン産
地を頻繁に訪れます。その中で彼が出会ったのは「土地について語るような」エレガントなワインたち。特にイタリアで出会ったネッビオーロ種から産まれる伝統的なバローロに運命的なものを感じます。帰国後チャールズ・スタート大学で醸造を修めたルークはいよ
いよワインメーカーとして歩みを始めますが、若くして醸造家になると決めていた彼の頭には既に「自分がどんなワインを造りたいか」そして「どこならば造れるのか」について考え続けてきたビジョンがありました。
そこで彼が選んだのが「ヤラ・ヴァレー」。コールドストリームを含むオーストラリアと NZ のワイナリーで働きつつ、バローロの造り手「ジャコモ・プレッツァ」「コルデロ・ディ・モンテツェモロ」でもヴィンテージを経験。そして 2004 年遂に自分自身のレー
ベル「ルーク・ランバート」を立ち上げます。
自分の名前が入った仕事に誇りと責任を持っていた(自営業のエンジニアだった)父親の影響もあり、彼がレーベルに自身の名前を付けたのは自然なことでした。最初は小さなガレージで凍えそうになりながらワインに向き合っていたというルーク。優れた品質の畑
からシラーとネッビオーロ(Nebbiolo は当時ヒースコート産)をリリース。瞬く間に高い評価を得るに至ります。現在ではネッビオーロを含む全てのワインは冷涼かつ花崗岩質の土壌をもつ Denton Vineyard の畑から生産されています。
ルークのワイン造りにはあらゆる偉大な造り手に共通する「徹底したハードワーク」と「シンプリシティ」があります。自然には逆らわず、対話することでかつて自分が魅了された「土地を語るワイン」を造りだす。醗酵は野生酵母により、新樽は使わず、ボトリン
グ前に極少量の SO2(20-30ppm 以下)のみ添加。一見シンプルだからこそ、彼が如何に徹底した労力を費やしているか、その違いを我々はグラスの中に見てとれるのです。
2015 年から自前の小さな醸造所を手に入れ、さらにヤラ・ヴァレーのとある場所に土地を購入し自ら草を刈り開墾、2019 年から自社畑として始動。植えられた品種は、もちろん「Nebbiolo / ネッビオーロ」。