薄く濁りのあるルビー色。ブラックプラム、カシスなどの黒系果実の甘やかな香りに味わいはザクロのようなやや若さのあるピチピチとした酸味が熟した果実風味を軽やかにしよいバランスです。黒い石のようなコクのあるほろ苦さ、優しい杉の風味がほどよいアクセントとなり、ドライトマトの旨味、クローブの甘やかなスパイスで複雑性があり濃縮感がありながら軽やかに飲み進められます。
ブドウ品種:カベルネ・ソーヴィニョン50%、カベルネ・フラン50%
私にとってカベルネは継続を意味します。バラトン湖の近くに位置し、粘土と石灰岩の土壌に深く根を下ろしたこの温暖な気候のぶどう畑は、5年前に私たちが全房発酵の実験を始めた最初の地域でした。 9月10日から17日の間に収穫されたVörösmál-Aszófő地区のカベルネ・フランとカベルネ・ソーヴィニヨンのブレンド。 全房発酵をオープンタンクで2週間以上行い、底に溜まったジュースと素早くプレスしたジュースを数個の225リットルのオーク樽でゆっくりと発酵させます。味わいはフルーティーでありながら非常に複雑で、イチゴ畑の香りからスニーカーショップの香りまで、幅が広い。1年間熟成。ノンフィルター、酸化防止剤なしで瓶詰め。
【生産者】Grand Vin de Barnag グラン・ヴァン・ド・バーナグ
「もともとワインメーカーになりたかったわけではなかったのですが、あの樽でワインを造ったとき、とても楽しかったんです」そう語るのは、ハンガリーのナチュラルワインにおいて、注目の期待の若手ベンス・シラギー。父親が趣味のぶどう畑で家族用にワインを造っていたのを2017年にオーガニックに切り替え、友人と遊びで1樽だけワインを造ったことから彼のストーリーが始まる。ベンスは元々、ブダペストとドイツのファルツの大学でワインを学び、その後ファルツにある家族経営の小さなワイナリーでも働いた。ベルリンに行った際に立ち寄ったワインバーで、ナチュラルワインに出会い、衝撃をうけたのが転機で、本格的にワイン造りをしたいと考え始めた。オーストリアのフランツ・ヴェニンガーを幾度か訪ねた後、2017年に自分自身のワインを友人とともに初めて造った。
2018年より畑を借り、樽を買い始め、公式のヴィンテージとして販売しはじめる。現在、ワインの産地と生産者の哲学が映しだされた、飽きずに飲み続けられ、活気があり、深みあるワインをハンガリーの大地で造ろうとしている。ワインのラベルは7つの大罪の挿話である暴食鬼の飽食を現している16世紀のPieter Bruegelの中世のレイブパーティーのような絵をモチーフにしている。